ゴードン・マッタ=クラーク / Gordon Matta-Clark
《FOOD》 (1972) Copyright the Gordon Matta-Clark Estate. Courtesy Electronic Arts Intermix (EAI), New York.
ゴードン・マッタ=クラークは、1970年代に郊外の住宅を切断する《Splitting(分裂)》などの作品を発表する一方、他のアーティストと共同で食堂「FOOD」を運営していました。都市の変遷を感じ取り、社会環境に直接的に関わったマッタ=クラークの活動について、本展出品作を中心に考察します。
地域美学スタディ
本展を読み解くためのトークシリーズ。2000年以降、地方都市や地域を拠点とする建築家やアーティストが増加し、地域のコミュニティに根ざした活動や、公共性や社会性が高いアートプロジェクトのあり方が各地で問われています。「地域」がフォーカスされている今、改めて有効な社会とアートのあり方を模索します。
会場 |
港まちポットラックビル1F |
ゲスト |
平野千枝子(山梨大学大学院准教授) |
聞き手 |
服部浩之 |
定員 |
30名(予約不要) |
参加費 |
500円(1ドリンク付き) |
平野千枝子/ Chieko Hirano
山梨大学大学院芸術文化教育講座准教授。
新潟県美術博物館、東京都新美術館開設準備室、東京都現代美術館学芸員を経て2007年より現職。主な論文に「ゴードン・マッタ=クラーク作品における料理の意味」『美学』237号、2010年。