ミシェル・ベロフ
1950年フランス生まれ。1966年にパリ国立高等音楽院を卒業し、翌年の第1回オリヴィエ・メシアン国際ピアノ・コンクールで優勝。以来、メシアンの音楽の最も優れた解釈者の一人として知られる。
その後の数年間は、世界的に最も著名なオーケストラとコンサートを行う。 20年来の旧EMIの専属アーティストとして、50以上のレコーディングをリリース。DENONからはドビュッシーのピアノ曲全集をリリースしており、これまでに5回のディスク大賞を受賞している。
校訂者として、ウィーン・原典版の編集に参画し、ドビュッシーのピアノ楽譜の新版の出版にも携わる。2006年には、NHKの「スーパーピアノレッスン」シリーズで、<フランス音楽の光彩>と題して講座を担当し、各方面から高い評価を得た。
近年は指揮者としても活動を行っている。現在は後進の指導にも注力しており、パリ国立高等音楽院で教授を務めるほか、2015年の第15回チャイコフスキー国際コンクールでは審査員を務めた。