本展を読み解くためのトークシリーズ。近年、地方都市を拠点とする建築家やアーティストが増加し、地域のコミュニティに根ざした活動や公共性・社会性が高いアートプロジェクトのあり方が各地で問われています。「地域」がフォーカスされる今、改めて有効な社会とアートのあり方を模索します。
今回はUCOの取り壊しについてを主題として、都市や地域の移り変りとアートプロジェクトにおける「場」のあり方について、アート、建築、公共、哲学、人類学の観点から検証します。
日時 |
10.6(土)17:00–19:00 |
会場 |
港まちポットラックビル 1F |
ゲスト |
小山田 徹(アーティスト) 篠原雅武(京都大学非常勤講師/哲学・公共空間論・環境思想) |
定員 |
30名(予約不要) |
小山田 徹 / Toru Koyamada
アーティスト/京都市立芸術大学美術学部教授
1961年鹿児島県生まれ、京都府在住。
1984年大学在学中に友人たちとパフォーマンスグループ「ダムタイプ」を結成。1998年まで舞台美術と舞台監督を担当。ダムタイプの活動と平行して、1990年からさまざまな共有空間の開発を始め、コミュニティセンター「アートスケープ」「ウィークエンドカフェ」などの企画を行うほか、コミュニティカフェ「Bazaar Cafe」の立ち上げに参加。東日本大震災以降の女川での活動をもとにできた「対話工房」のメンバーでもある。
篠原雅武 / Masatake Shinohara
京都大学非常勤講師/哲学・公共空間論・環境思想
1975年神奈川県生まれ、大阪府在住。
京都大学人間・環境学研究科博士課程修了。
単著に『公共空間の政治理論』(人文書院、2007年)、『空間のために』(以文社、2011年)、『全−生活論』(以文社、2012年)、『生きられたニュータウン』(青土社、2015年)、『複数性のエコロジー』(以文社、2016年)、『人新世の哲学』(人文書院、2018年)。翻訳書も多数手がける。2016年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館の制作委員(審査委員特別賞)。