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「近くて遠くない声」展の開催について
2025.02.17



3月6日(木)から3月16日(日)の期間に旧・名古屋税関港寮にて開催する「アッセンブリッジ・スタジオ2024 オープンスタジオ vol.3」にあわせて、同会場でスタジオアーティストの一人である浅沼香織氏の企画による展覧会「近くて遠くない声」も開催いたします。

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【展覧会情報】

近くて遠くない声
A voice that is so close yet not far away


近くにいるのに発せられていない声や、近くにいるのに聞こえなくなっている声を、拾い上げたり出会ったり表現しようとしたりしているアーティストによる展覧会です。声が発せられなくなっているのは何故なのか、聞こえなくなってしまっているのは何故なのか、そんな声に出会うとはどういうことなのか。これらの作品は近くて遠いままにせず、近づいていったり、耳をすませたり、大きな声で語りかけてきたりします。

期間|2025年3月6日(木)–3月9日(日)/3月13日(木)–3月16日(日)
時間|13:00–18:00
場所|旧・名古屋税関港寮 1F 
名古屋市港区浜2-4-10 *名古屋市営地下鉄名港線「名古屋港駅」2番出口より徒歩2分
入場|無料
アーティスト|浅沼香織、ケルベロス・セオリー、Fitriani Dwi Kurniasih、宮田明日鹿(五十音順)

〈イベント〉
ワークショップ「遠くからやってきた光で青い絵を描く」
サイアノタイプ(青写真)を使った作品作り
日時|3月9日(日)、3月16日(日) 各日14:00–14:30 *参加無料・予約不要

〈主催・お問い合わせ〉
浅沼香織 asanuma0906@gmail.com

フライヤーデザイン|浦野貴識
企画協力|アッセンブリッジ・ナゴヤ実行委員会
助成|(一財)後藤欣之輔・美智子 世の中に貢献する人を育てる協会

この展覧会/演奏会は「(一財)後藤欣之輔・美智子 世の中に貢献する人を育てる協会」からの助成を得て行われます。この財団は、後藤欣之輔・美智子ご夫妻のご遺志に基づき、そのご浄財により、芸術、医療、科学等により世の中に貢献することを志した者の留学、研究等の支援、及び芸術、医療、科学等により世の中に貢献した者の栄誉を称え、さらに発展させるための支援を行うことを目的としています。

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〈プロフィール〉

浅沼香織 
Kaori ASANUMA

1989年神奈川県生まれ、愛知県在住。
木版画の技法を用いて、物質やイメージのあり方を探りつつ、近年はジェンダーロールやコミュニティの喪失といった社会における周縁的な立場や諸問題に関心を寄せ作品制作を行う。
近年の主な個展に「Fresh 2019 浅沼香織展」(伊勢現代美術館、三重、2019年)、グループ展に「愛知県立芸術大学版画集」(愛知県立芸術大学、愛知、2023年)、「TRANSLATION OF 3VISIONS OF PRINTMAKING international Printmaking Exhibition of 3 Universities at Thailand and Japan」(タイ、2018年)などがある。「アッセンブリッジ・スタジオ2023」に参加。
Web|www.instagram.com/asanumakaori

ケルベロスセオリー
Cerberus Theory

ケルベロス・セオリーは「セーファースペース」という社会概念をフェミニズム、クイアスタディーズの視座から実践するアーティストによるコレクティブ(アートグループ)、またかれらにより計画される展覧会の名前である。展覧会を通じ、多様なバックグラウンドを持つ人々が共生するためのセーファーな展示環境作り、アクセシビリティの提案を行っている。
近年の主な展覧会に「POTLUCK WALL vol.05 ケルベロス・セオリー」(Minatomachi POTLUCK BUILDING 1F:Lounge Space/2023年)、「ケルベロス・セオリー FLUID HOUSE」(See Saw gallery+hibit/2023年)「When we talk about us,」(秋田市文化創造館/2023年)など。

フィトリアニ・ドゥイ・クルニアシ(フィトリ・ディーケー)
Fitriani Dwi Kurniasih (Fitri DK)

アーティスト
インドネシア・ジョグジャカルタ出身、同地在住。
木版画を中心にした視覚芸術の手法を用いて、社会や環境の問題について、批評・対話を行っている。アートと音楽を通して女性の問題を提起することに力を注ぎ、極めて家父長制的な文化のなかで、一貫して強い女性の声を提示している。
またアーティストコレクティブ「SURVIVE!Garage(サヴァイヴ!ガレージ)」や「Taring Padi(タリン・パディ)」のメンバーであり、音楽バンド「Dendang Kampungan(デンダン・カンプンガン)」のヴォーカリストでもある。
フィトリアニの活動は、権利擁護運動や政治運動への直接的な関わりを含んでいて、農民、女性コミュニティ、労働者、その他の周縁化されたグループとともに戦っている。
これまでインドネシアをはじめ、マレーシア、台湾、オーストラリア、オランダ、ドイツ、アメリカなど、さまざまな場所での展覧会やプロジェクトに積極的に参加している。
Web|www.instagram.com/fitridk

宮田明日鹿
Asuka MIYATA

1985年愛知県生まれ。桑沢デザイン研究所ファッション科テキスタイル専攻修了。
テキスタイル、ファッション、手芸、美術の領域を横断しながら、改造した家庭用電子編み機、手編みなどの技法で作品を制作。歴史的背景を参照しながら、手を動かすこと、人についてリサーチを重ね、顧みることなく継承されてきた習慣や風習に疑問を投げかける。手芸文化を通して様々なまちの人とコミュニティを形成するプロジェクトを各地で立上げている。近年の主な展覧会に、国際芸術祭「あいち2022」(愛知、2022年)、「ひらいて、むすんで」(岡崎市美術博物館、愛知、2024年)。手芸部プロジェクトに、「港まち手芸部」(愛知、2017年~進行中)、「金石手芸部」(石川、2021年)、「有松手芸部」(愛知、2022年)、「せんだまち手芸部」(広島市、2023年)、「本町手芸部」(石川、2024年~進行中)など。
Web|asukamiyata.com  www.instagram.com/asukamiyata

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アッセンブリッジ・スタジオ2024 オープンスタジオ vol.3

期間|2025年3月6日(木)–3月9日(日)/3月13日(木)–3月16日(日)
時間|13:00–18:00(時間中は出入り自由)
場所|旧・名古屋税関港寮
入場|無料
アーティスト|浅沼香織、仙波瑞姫、五月女かおる、山岸大祐、楊 アジョ

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