山下 残
Zan Yamashita
1970年大阪府生まれ。
代表作に、100ページの本を配り観客がページをめくりながら本と舞台を交互に見る『そこに書いてある』、スクリーンに映写される呼吸の記号と俳句のテキストを身体とあわせて見る『せきをしてもひとり』、線路の上を歩きながら世界の事象をつぶやく『大行進』。近年は国内外での局地的なリサーチワークも多数手掛け、バリ島に滞在して創作した『悪霊への道』、京都の老舗劇場閉館に捧げる『無門館の水は二度流せ 詰まらぬ』、マレーシアの政権交代を、立候補した友人と共にドキュメント&再現した『GE14』などがある。
昨年のアッセンブリッジ・ナゴヤでは旧・名古屋税関港寮にて『大行進』を上演。外部の景観や光、音などの環境も即興的に取り入れながら日々更新される作品に仕上げた。