アッセンブリッジ・ナゴヤ2019で発表予定の新作制作に向け、名古屋港を拠点に山本高之のプロジェクトが始まっています。このプロジェクトは2017年よりアートラボあいちでスタートし山本が調査を進めている「オリンピック」「博覧会」について、1970年代の名古屋オリンピック誘致や、1980年代に名古屋港で開催されたデザイン博などの資料収集やインタビューを継続し、制作の過程を公開するリサーチ・ワークショップを定期的に開催しています。
今回は、「名古屋オリンピック」と「コアラ」のつながりから新たな視点を得るため、「コアラの生き方」と題し、料理研究家の井口和泉さんをお招きして、コアラの主食であるユーカリを使ったワークショップを開催します。これまでの調査では、名古屋市が名古屋オリンピックの誘致後、会場予定地であった平和記念公園にユーカリ畑を作り、当時姉妹都市であったシドニーからコアラを寄贈されたということがわかりました。このことから、第2回のワークショップではフィールドワークで東山動物園と平和公園を訪れ、コアラやユーカリ畑を見学するなど、「名古屋オリンピック」と「コアラ」の関係についてリサーチを続けてきました。さて、今回はどのような発見があるでしょうか。
どなたでも自由にご参加いただけますので、プロジェクトメンバーとして、作品の制作プロセスにぜひご参加ください。
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山本高之 リサーチワークショップ・公開ミーティング vol.05
「コアラの生き方」
日 時|2019.5.25(土)14:00-
会 場|港まちポットラックビル
参加費|無料
主 催|アッセンブリッジ・ナゴヤ実行委員会
講 師|井口和泉(料理研究家/料理家)、山本高之(アーティスト)
お問い合わせ先|art@assembridge.nagoya
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井口和泉 Izumi Iguchi
料理研究家/料理家。福岡市在住。
福岡、東京、フランスで料理を学ぶ。ハーブ、野草、果物を用いた料理が得意。 四季折々、土地と食卓をむすぶレシピを作る。 2017年より3.5.7日間の毎日、発酵食品をつくり、その味や香りが育つ過程を楽しみながら料理をして食べ、からだの変化を体感するワークショップ「発酵の3.5.7日間」を全国で開催する。著書として『料理家ハンターガール ジビエの美味しさを知らないあなたへ』(朝日新聞出版、2015年)がある。
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