成嶋 志保
1992年パリ・エコール・ノルマル音楽院に入学、1993年東京音楽大学付属高校に編入学、
1994年第1回ウィーン音楽コンクール・イン・ジャパン高校の部第二位入賞、2002年フランスUFAMコンクール室内楽部門にて第二位入賞。1998年エコール・ノルマル音楽院コンサーティスト終了試験に審査員全員一致で合格。同年イタリアの名門イモラ音楽院に入学、2004年フランス国立リヨン音楽院大学院入学。
この間、日本、フランス、ドイツ、オランダ、スペイン、モロッコでのソロ・リサイタルのほか、ドイツ人チェリスト・ルーベン・シャーマー氏とのデュオ・リサイタル(1999年)、新潟交響楽団との共演(1999年、2006年)、南仏・ロックダンテロン・フェスティバルでの演奏(ラジオ・フランスにて放送、2000年)、三善晃プロデュース「響きあうピアノ」への出演、中国・アモイ市交響楽団との共演(2002年)、ケルン放送交響楽団首席コントラバス奏者・河原泰則氏との共演(日本国内8都市、2002年)、新潟室内合奏団との共演(2002年)、フランス・ホルン協会主催ホルン・フェスティバル参加(2004年)、テノール歌手ジョゼフ・カレイア氏との共演(2003年、2004年)、フランス・ナント市のリジェ弦楽四重奏団との共演(2005年)、国立リヨン音楽院オーケストラとの共演(2005年)、パリ日本文化会館・ヤマハフランス共催「日本のピアノの若き才能」への出演(2006年)、大阪ザ・シンフォニーホールでのABC新人演奏会出演(2006年)など、数々の演奏実績をもつ。2007年にはバリトン歌手ジョン・ヴォンダシ氏とのパリ・ポーランド記念館でのリサイタルにて好評を博す。2010 年より、ラ・フォルジュルネ日本・新潟にてソリストとして招待される。2012年にはニューカレドニア3都市にてソロリサイタル、同年パプアニューギニアのアリアンスフランセーズ主催でソロリサイタルを開催。これまでに、野本寛子、相馬上子、関根有子、ジェラール・フレミィ、ラザール・ベルマン、ピエロ・ラッタリーノ、ピエール・ポンティエの各氏に師事。2006年よりフランス・クリダ氏の夏期講習へ毎年参加し研鑽を積む。2005年から2010年までシャンティ音楽院およびノワイヨン音楽院にて講師を務める傍ら2008年より2年間、エコールノルマル音楽院のフルート科の正式伴奏者を務める。2010年から2013年まで、ニューカレドニア国立音楽院にてピアノ教授、歌科の伴奏者を務める。2016年以降、チェリスト、フランソワ・サルク氏、ヴァイオリニスト、ニコラ・ドートリクール氏との日本ツアー、公開レッスンの企画を精力的に開催。2017年3月には、ナント・オペラ座にてヴァイオリニスト・梁美沙との日本の作曲家をテーマにした、デュオコンサートが大成功を収める。
現在、フランス・ナント市に在住し、女性作曲家や無名の作曲家、現代作曲家の作品を積極的に取り上げた演奏会をフランス各地で行っている。また、2017年からはそのユニークさがOuest France紙で紹介された「ベズィル城・ピアノ音楽祭」の芸術監督を務めている。
オフィシャル サイト http://shihonarushima.jimdo.com/