法貴信也
Nobuya Hoki
1966年、京都府生まれ。同地在住。
「2本画」という平行する2色の線で描かれる描画技法を編み出し、キャンバスという一つの平面上に奥行きある空間や重層的な時間を描き出すドローイングやペインティングを制作。折り重なる線や白色面の層は平面でありながら空間を感じさせ、また線が描かれた時間の堆積をも表現する。
平行する2色の線で描かれる線描は、あるイメージを描きつつも一方で重なり合う色の線の塊のようでもあり、具象と抽象の間を往来する多層性を持つ。
今回の展示では、旧・名古屋税関港寮の空間を建築的に読み替え、絵画作品を発表する。