鈴木 光

Hikaru Suzuki

1984年、福島県生まれ。ドイツ・ベルリン在住。
実験映画やドキュメンタリー映画を中心に映像作品を制作。撮影者と被写体の対話によって真実を語らせる手法である「シネマ・ヴェリテ」を今日的に解釈し、現実性と虚構性の間を往還するような独自の映像世界を作り出している。現実と虚構を錯綜させ観る者にわずかな違和感を与えることで、日常の中に埋没するドラマを掘り起こす。
今回は2008年に制作した《Doraemon》を発表。本来そこにあるはずのモノの不在による違和感や別の時間軸が存在するようなパラレルな感覚を喚起する。