野田清隆
東京藝術大学および大学院修士課程修了後、ブラームスと20世紀作品を組み合わせた一連のリサイタルにより同大学院で博士号を取得。第64回日本音楽コンクール第1位および各賞を受賞。室内楽における内外の名手との共演はもとより指揮者からも信頼を寄せられ、下野竜也、広上淳一、川瀬賢太郎、松尾葉子、ドミトリー・リス、尾高忠明、山下一史の指揮のもと読売日響、日本フィル、東京交響楽団、東京シティフィル、東京藝大フィル、神奈川フィル、名古屋フィル、京都市響、大阪交響楽団など各地のオーケストラでソリストを務める。一方、現代音楽の領域でも活動しており、尾高惇忠《ピアノ協奏曲》初演や、ブーレーズ《シュル・アンシーズ》日本初演に携わるほか、難曲として知られるH.バートウィスル《ハリソンの時計》の演奏を作曲者から絶賛された。
東京藝大ピアノ科・室内楽科講師を経て、現在は東京学芸大学准教授、ならびに東京音楽大学指揮科特別アドヴァイザー。東京クライス・アンサンブル、トリオ・エドアルテのメンバー。